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ラッパーのQ・テイップ(本名:ジョナサン・デイヴィス)、ファイフ(本名:マリク・テイラー)、シャロビ(シャロビは1stアルバム・リリース後に脱退)、DJのアリ・シャヒード・ムハマッドの、当時10代後半の4人組で、通っていたマンハッタンの高校で結成された、ニュースクール/ネクスト・スクールを代表するグループ。 '89年、ジャングル・ブラザーズとの共同プロデュースによる「ディスクリプション・オブ・ア・フール」でデビュー。そして「ボニータ・アップルバム」「キャン・アイ・キック・イット?」などのヒットにより、'90年に1stアルバム『ピープルズ・インスティンクティヴ・トラヴェルズ・アンド・ザ・パスィズ・オブ・リズム』をリリースし、シーンを騒がせて以来、Native Tongues Posse(他にDe La Soul、Monie Love、Jungle Brothers、Queen Latifah、Leaders of the New Schoolなど)のメンバーの中でも、ATCQは、その理論的な歌詞スタイルと非凡な音楽的アプローチにより、自らの手でほかのアーティストと一線を画してきた。 歴史的名盤となった'91年の2ndアルバム『ザ・ロウ・エンド・セオリー』では、伝統的なジャズ・ベーシスト、ロン・カーターが参加。カーターのアコースティック・ベース・フレーズと強力なループを融合させることで、ジャンルを超越した。 '93年の3rdアルバム『ミッドナイト・マローダーズ』では、その技術と独創性を更に進化させ、サンプリングを多用し、過去2作品での試行錯誤の末に到達した音作りと卓越したMCが堪能できる。 そして'96年には、Q・ティップ、アリに新進のプロデューサー、ジェイ・ディーを加えた3人のプロデュース・ユニットThe Ummahを作り、数曲を除いた全てを手がけた4thアルバム『ビーツ・ライムズ・アンド・ライフ』を」リリース。彼らの新しい音楽的方向性を示し、グラミー賞のベスト・ラップ・アルバム・オブ・ザ・イヤーのデュオ/グループ部門にノミネートされた。その後、Q・ティップの家が全焼し、レコードを全て失うという致命的で悲惨な出来事が起こるが、'98年に"LOVE"をテーマにさまざまな形で扱ったコンセプト・アルバム『ザ・ラブ・ムーヴメント』をリリースする。 しかし、リリースと同時に10年間のATCQとしての活動に終止符を打つことになった。
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