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ピクトアップ

ピクトアップ×東京プリン

映像カルチャーマガジンで人気のある「ピクトアップ」にて、東京プリン・伊藤洋介が連載中。2月19日発売号から『伊藤洋介が出すお題にそって、様々な学校の生徒がCMを制作』企画がスタート。「ピクトアップ」で紹介された作品をコチラでチェック!!

今回は「おっとっと」。トップコンセプトである魚の形をした楽しいスナック菓子であることを訴求すべく、オンエア中のCMでは、兄弟が「おっとっと」を取り合うという設定にしました。子供たちのシュールな大人顔負けの抜群の演技力に加えて、最後はネコが名前を書いてしまうという奇想天外なオチにより、視聴者の方から大きな反響をいただいています。オンエア開始以来、順調に売り上げを伸ばしており、親と子のコミュニケーション菓子としてのポジションを不動のものにする勢いです。

No.1/白石安子さん

子供が夢中になって「おっとっと」を食べる姿は、何とも微笑ましく、見ている側に自然とシズル感を与え、購買につながると思います。子供のキャスティングに関しても、どこにでもいそうなのに、どこか目力があって、なかなかいい!ただ、背後で起きている出来事が、車が走っていたり、雨がふってきたりと、商品の特性と全く関係のない内容となっていたのが、気になります。もう一工夫ほしいところです。

 

No.2/福島由花さん

様々な種類の「おっとっと」から、様々な形を作りだすというアイデア自体は、オリエンテーションにある「魚の形をした楽しいスナック」であるということを、上手く映像に落としこめていると思います。波の音も効果的です。残念なのは食べカットのないこと。食品のコマーシャルでは、どんなに短い秒数であっても、視聴者の購買意欲を喚起するために、絶対必要なカットです。

 

No.3/高林栄二さん

渋滞に巻き込まれているにもかかわらず、大人たちに背を向けながら、無責任に「おっとっと」を食べ続ける子供の表情が最高です。最後に「あ、動いた」とつぶやくセリフも、秀逸。視聴者を惹きつけるインパクトは申し分なしです。然るに、魚の形をしたスナックであることが、今一つ表現されていないのが残念。この映像だと、商品は「おっとっと」でなくてもコマーシャルとして成立するような気がします。

 

No.4/飯野梨沙さん

ラストカットの「大丈夫。おっとっとはノンフライ。カルシウムたっぷり。ヘルシーなんだよ」というセリフを子供に言わせるアイデアはおもしろい。かわいい子供の表情とそのセリフのギャップは視聴者の目を惹きつけることでしょう。ただ、降ってきたものとはいえ、道に落ちている食べ物を子供に食べさせることはいかがなものかと。固いことを言うようで恐縮ですが、万一オンエアした場合、視聴者からクレームが殺到すると思います(笑)。

 

おっとっと 王家サラリーマン篇

「おっとっと」は魚の形をした楽しいスナック菓子。したがってCMにも、ナンセンスなギャグやインパクトのあるストーリーを取り入れて、楽しい演出を施すことは、そのセールスポイントを伝えるための近道です。この作品はストーリがとにかくばかばかしい。素人とは思えない男性の演技力も、特筆に価します。是非、続きを見てみたいと思いました。

 

おっとっと

商品そのものを擬人化する発想は秀逸です。実は、僕が電話からプレゼンテーションされた中にも同じようなアイデアがあって、現在オンエアしているコンテと比較して、最後までどちらを採用すべきか迷ったほどです。商品がしゃべる内容も子供にもわかりやすいものでありながら、なかなか洗練されていて、ユニーク。最終的に「おっとっと」を食べないというオチもいいと思います。全くケチのつけどころのない、すばらしいアイデアです。

 

おっとっと デビュー篇

子供の表情がたまらなくかわいい。この表情にたどりつくまで、相当な時間をついやしたのではと想像します。親子のコミュニケーション菓子としてポジショニングされている「おっとっと」の親しみやすさが、にじみ出ている映像に大変好感を持ちました。最後に使っている「ぼくたちみんな たべてきた」のショルダーコピーも、シンプルかつインパクトがあっていいと思います。

 

おっとっと 「長い長いつきあい?篇」

まずCGの出来に驚きました。十分、プロとして通用すると思います。加えて、ストーリーもロングセラー商品であることを伝えつつ、魚の形をした楽しいスナック菓子であることを訴求する内容にちゃんと仕上がっていて、正直脱帽の出来です。最後に男性が言う「やっぱ、うめぇなぁ」というセリフも何気に効いていて、これこそ「売れる広告」だと思います。

 

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