| ||||||||||||
|
||||||||||||
| ||||||||||||
往年のハード・ロック・ナンバーをノン・ストップのダンス・ビートに乗せてメドレーで聴かせる話題の ロックン・リズム・プロジェクトが、'98年8月リリースのKISS編：『キッスーザ・メドレー〜ダンス・ オルガズム』、'99年4月リリースのヴァン・ヘイレン編：『ヴァン・ヘイレンーザ・メドレー〜イラプシ ョン』に続いて、今度は、オーストラリアが生んだ史上最強のハード＆ヘヴィ・ブギー・バンド、AC/DC を取り上げ、『AC/DCーザ・メドレー〜ロックン・ロール・エイント・ノイズ・ポルーション』を発表する。 そもそもこのロックン・リズムは、カナダ在住の“ハード＆メタル好きな”スタジオ関係者（スタジオ・ ミュージシャン？）、マット・ローレント、DJニック・ディオという2人が仕掛人となってスタートした プロジェクトで、そこにDr.ピコ・エスクワイアー、エレクトリックP.B.を加えた4人＋αというラインナッ プでアルバムを制作しているということ以外、基本的にその素性は謎に包まれている。かつて、ビートルズ・ メドレーで一世を風靡した“スターズ・オン”の、90年代版：ハード・ロック・ヴァージョンということも 出来るかもしれない。 KISS編の際は、メンバーから許可をもらい、オリジナル楽曲からサンプリングしているとも言われた、この ロックン・リズムだが、ヴァン・ヘイレン編では、究極のコピー・バンドとも言うべき初期ヴァン・ヘイレン 専門のトリビュート・バンド、アトミック・パンクスのシンガー＆ギタリストをゲストとして起用。そして今回も、 カナダでNo.1の知名度＆人気を誇るというAC/DCのトリビュート・バンド、ラフ・エッヂのシンガー（ブライアン・ ジョンソン役）＆ギタリスト（アンガス・ヤング役）が迎えられている。 選曲の方は、AC/DCのワールドワイド・デビューとなった『HIGH VOLTAGE』（'76）から、現在までの最新作 『BALLBREAKER』（'95）まで、幅広くチョイスされており、全英No.1アルバムの『BACK IN BLACK』（'80） からの「You Shook Me All Night Long」や「Back In Black」、全米No.1アルバムの『FOR THOSE ABOUT TO ROCK』 （'81）からの「For Those About To Rock（悪魔の招待状）」等々の代表作も、勿論収められている。 AC/DCの楽曲は、ラップ・アーティストがリフをサンプリングして使う等、これまでにもその特有のタテノリ・ブギー・ サウンドが重宝されてきたが、デジタル・ビートに置き換えることで、今回、ロックン・リズムは独特のダンス・ミュージック を生み出すことに成功した。変わらぬ遊び心が満載された、体を動かさずにおれないAC/DC編メドレーは、またまたダンス・ ミュージック・シーンとヘヴィ・メタル／ハード・ロック・シーンの双方で注目を集めるに違いない。尚、今後も続々とリリースが 企画されているこのロックン・リズム・プロジェクトは、第４弾以降にボン・ジョヴィ編、エアロスミス編、スティックス編等々を 予定している。 |
||||||||||||
(C) avex network