週刊プ印ブログ

羽田空港の大川さん

最近一番感銘を受けた人。
それが羽田空港で東京銘菓東京プリンを売ってくれている
大川さんです。

9/17日(日)僕は羽田空港にいました。
銘菓の売上の上位1位、2位をキープし続ける羽田空港の売場の現状を視察し、
いい部分を他の売場に生かす為です。

結果として要因は2つでした。
■棚に存在感と高級感があり、キレイな為美味しそうに見えていた。(東京ばな奈に負けていません。)

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もう一つは
■ とにかくひたむきに一生懸命、丁寧に一個一個売り続けている大川さんという一人の派遣されている売り子さんの存在です。

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去年から出張で羽田空港を通る時などに大川さんを見かけており、凄く一生懸命声を出して売ってくれている店員さんだなと思っており、一度お話してみたかったのですが、
話してみた所、その人柄と休日にも関らず、一人東京プリンのエプロンをつけて一生懸命売ってくれる姿に涙が出てしまいました。
聞くと、大川さんはここに立ってプリンを売って2年が経ち、もうすぐここを去らなければならず非常に寂しく思っていて、是非もっと東京プリンを売っていたいと思ってくれていました。さらにまだまだ若造の僕に対し、確実に年上の大川さんの発する言葉一つ一つがとても年上とは思えないくらい優しく丁寧で来て見ているだけの僕を労ってくれたのです。

確実に労を労うのは僕の方です。
僕は休みでしたから。
休みの日にも関らず、こんなに銘菓に熱い想いをもってくれている人がいるのでしょうか。
僕は大川さんの棚を見に来たお客さん、通りすがるお客さんに対する大川さんの一人一人に対する丁寧な接客、一つ一つわざわざレジに行っては袋とお釣りをもって走って戻ってくる(普通はお客さんに商品を渡して会計をしてもらう)姿を見ていたらにその場に立ち尽くしてしまい、言葉を失いました。
誰にも知られず、なんの狙いも無く一生懸命やっている。
その姿に久々に強く胸を打たれました。

そして、強烈に自分が恥ずかしくなりました。

日々の電話対応、関係者とのやり取り、会社での過ごし方。
全てが頭の中をよぎり、全てが怠慢で横柄に思えてきました。

その日の僕は凄く温かい気持ちに包まれていました。
その後、思わず一緒に声を出し、東京銘菓を売りました。
3時間ほどして「それじゃあ僕、帰りますね大川さん。」と言うと
「本当に本日は申し訳ございませんでした。わざわざマネージャーさんに来て頂いて嬉しかったです。帰り道も安全運転で、お体にお気をつけてお仕事なされてください。」と。
いくら仕事とはいえこの丁寧さ。帰り道は胸が苦しかったです。
この大川さんの存在を皆さんに伝わっていないとは分かっていつつも書かずにはいられませんでした。

誰にも知られずも一生懸命売っています。
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是非、一度でいいです。騙されたと思って話し掛けてあげてください。
お願いします。


ちなみにその大川さんがいる東京プリンの売場ですが、
羽田空港第一ターミナルの
7番時計台
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8番時計台
8.jpg

にあります。
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伝えるのが本当に下手で悔しいですが、
本当に感動した一日でした。

                          小橋

2006年09月25日 16:53

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